「兵庫経協」2023春号

春季労使交渉に臨む労働側の春季生活闘争方針と経営 側の基本スタンスを労使双方の講師を招いてセミナーを 開催しました。 *開 催 日:2月7日(火) *会 場:ホテルクラウンパレス神戸およびweb *演題と講師: 「2023年春季生活闘争方針について」 講師 日本労働組合総連合会兵庫県連合会 事務局長 那須 健 氏 「2023年版経営労働政策特別委員会報告について」 講師 日本経済団体連合会 専務理事 藤原 清明 氏 「2023春季労使交渉に臨む兵庫県経営者協会の基本スタンス」 講師 兵庫県経営者協会 副会長 塚本 晃彦 氏 一昨年、昨年は新型コロナ対策で労使双方の出席者を絞っていましたが、今年は従来通りの出 席者数で開催しました。 当協会の三原会長、連合兵庫の福永会長の挨拶のあと、連合兵庫の那須事務局長より労働側の 交渉姿勢と内容について説明があり、当協会の市成労務委員会委員長より経営側の考え方を説明 しました。 その後、各産業の労使による質疑応答・意見交換があり、春季労使交渉に臨む労使の考え方を確 認しました。 *開催日:2月17日(金) *会 場:神戸メリケンパークオリエンタルホテル *出席者:兵庫県経営者協会 三原会長以下15名 連合兵庫 福永会長以下15名 【春季労使交渉セミナー】 【兵庫県労使懇談会】 物価上昇という近年とは大きく異なる状況で行われる今年の春季労使交渉においても、各企業が自社の 実情に適した対応を行う賃金決定の大原則に則って検討する方針は変わりません。その上で、「物価動向」 を特に重視しながら、企業の社会的な責務として、賃金引上げのモメンタムの維持・強化に向けた積極的 な対応を呼びかけています。 さらに、わが国全体における賃金引上げのモメンタムの維持・強化には中小企業の賃金引上げと有期雇 用等労働者の処遇改善が欠かせません。 中小企業における賃金引上げに不可欠な取引条件の改善と適正な価格転嫁に向けて、経団連は「パート ナーシップ構築宣言」への参画と実効性の確保に向けて働き掛けてまいります。その一環として、経団連 と日本商工会議所・経済同友会の3団体長連名で要請文書を発信しました。 労使は「闘争」関係ではなく、価値協創に取り組む経営のパートナーであるとの認識の下、経団連は、わ が国が抱える社会的課題の解決に向けて、未来を「協創」する労使関係を目指していくことを表明してい ます。 経団連 藤原専務理事 5 兵庫経協2023年春号

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