「兵庫経協」2022夏号

(和田会長) マンションは最先端すぎると、5年 経ったらお客様にとって使えないものがあります。 トレンドは、ときどき下火になるのが早いんで すね。重視していることは、必要なものを取り入 れるということです。モデルルームを作ってか ら、実際にマンションをお渡しするには約2年か かります。古くても良いものは取り入れ、流行っ ているものよりもニーズにあったものを提供す ることに重きを置いています。 (溝本社長) 環境面に配慮した住宅はこれから必要になってきます。ただ、現段階では、どうしてもコス トアップにつながってしまうんですね、販売価格が上がってしまう、そこが受け入れられるかどうか、 その見極めは慎重に行いたいです。実際には、SDGʻsのテイストを取り入れ、そこを目指しトライしている 最中と言えますね。 また、CSR活動の一環として、ヴィッセル神 戸サッカースクールへの支援や、こども絵画コ ンクールの開催を行っています。今年の2月には 「第5回ワコーレ杯 チビリン ピック 2022兵庫県大会」を 万全な感染対策のもと開催し ました。これからも兵庫県の 子どもたちの健やかな成長を 支援していきます。 (溝本社長) さきほど、和田会長もおっしゃいましたが、マンション事業はひとつのプロジェクトが完了 するまでに約2年かかります。ですので、今から2年先までの供給コストは確定しております。しかし、そ こから先は、見極めが難しくなってくるでしょう。ただ、当社は分譲マンションだけでなく戸建て、賃貸 物件とバリエーションがあります。そこで、総合的に収益が上がる体質を視野に入れてます。このあたり の収益モデルについては少し先を見据えて考えていきたいと思っています。 Q5. Q4. Q3. シリーズでお伺いしているのですが、貴社のSDGʻsの 取り組みを教えていただけますか? さきほどのお話では、5年10年先を見据えて事業計画を進められているとのことでしたが、 全世界規模で困難な環境下、直近の経営戦略をお聞かせ願えますか? 「新生和田興産」ですね。ところで、貴社のCMをよく拝見するのですが、世界中の斬新な集合住 宅の映像が印象的です。貴社の商品には、そのような目線を取り入れておられるのでしょうか? Look at the 企業 7 兵庫経協2022年夏号

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