「兵庫経協」2022春号

春季労使交渉に臨む労働側の春季生活闘争方針と経営 側の基本スタンスを労使双方の講師を招いてセミナーを 開催しました。 *開 催 日:2月8日(火) *会 場:ホテルクラウンパレス神戸およびweb *演題と講師 「2022年春季労使協議への取り組み・考え方について」 講師 日本労働組合総連合会兵庫県連合会 事務局長 那須 健 氏 「2022年春季労使交渉に臨む経営側の基本姿勢と具体的対応策」 講師 兵庫県経営者協会 副会長 塚本 晃彦 氏 「2022年版経営労働政策特別委員会報告の概要」 講師 日本経済団体連合会 専務理事 椋田 哲史 氏(オンデマンド視聴) 今年も昨年と同様に新型コロナ対策により労使双方の 出席者を大幅に絞り開催しました。 当協会の三原会長、連合兵庫の福永会長の挨拶があり、 連合兵庫の那須事務局長より労働側の交渉姿勢と内容に ついて説明があり、当協会の尾﨑労務委員会委員長より 経営側の考え方について説明しました。 その後、労使双方の出席者による質疑応答・意見交換が あり、春季労使交渉に臨む労使の考え方を確認しました。 *開催日:2月15日(火) *会 場:神戸メリケンパークオリエンタルホテル *出席者:兵庫県経営者協会 三原会長以下11名 連合兵庫 福永会長以下10名 【春季労使交渉セミナー】 【兵庫県労使懇談会】 3.経営側の基本姿勢 本年の春季労使交渉においても、各企業が自社の実情に適した「賃金決定の大原則」に則った「賃金引上 げ」と「総合的な処遇改善」に取り組んでいくことには変わりはなく、収益・成果の適切な分配による賃金 引上げのモメンタム維持は重要で、「成長と分配の好循環」実現への社会的な期待なども考慮しながら、企 業として主体的な検討が望まれます。 「人への投資」の観点からは、働き手の「働きがい」を高め、「働きやすさ」に資する「総合的な処遇改善」 への取り組みが必要です。 企業の発展と働き手の成長を共に実現するには、労使協働が不可欠で、企業と労働組合は「経営のパー トナー」として社会課題の解決に共に取り組み、未来志向の労使関係を目指すことが望まれます。 塚本副会長 三原会長 5 兵庫経協2022年春号

RkJQdWJsaXNoZXIy NDU4ODgz