「兵庫経協」2021夏号

この度、兵庫県経営者協会の副会長に就任させて頂きました、村上純二 公認会計士・税理士事務所の村上純二と申します。どうぞよろしくお願い 致します。 私は平成6年に朝日監査法人（現あずさ監査法人）に入所し、会計監査業 務等に従事した後、平成18年に退職・独立し、今は当協会の近くで会計事 務所を営んでおります。当協会では、もう10数年になるのですが、毎年夏 に開催される税経セミナーの講師をさせて頂いており、また、現在は当協 会の青年部会の部会長も拝命しております。青年部会は、企業の代表者、 総務・人事管理担当者、そして私のようなサムライ業等様々なメンバーで 構成されており、最近はコロナ禍で必ずしも満足な活動は出来ていません が、通常は毎月1回の例会及びその後の懇親会を中心として会員相互の交流・連携を図ることを主な目的と しています。前任の工藤健一部会長の時から青年部会の部会長が当協会の副会長に就任させて頂いており ますが、引き続き、当協会における青年部会の存在感を高めていくことができればと思っています。 私の顧問先は中小企業が大半であり、コロナ禍における柔軟な働き方への対応ひとつをとっても必ずし も十分には出来ていない企業が多いというのが現状です。今後、当協会とこのような中小企業との橋渡し もできればと思っております。皆様のご指導、ご鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。 この度兵庫県経営者協会副会長に就任致しました川崎重工業㈱の成松で ございます。会社生活40年の内最初の25年程は専ら人事労務関係に携わっ ており、当協会の「良好な労使関係の維持・安定」という指針に少しはお 役に立てるかと思っていましたが、最近の事情は私の担当時代とは随分異 なっていて驚いています。 三点だけ簡潔に上げますと、まず判例の時代から立法の時代に移った事。 時代の変化に応じて法律や各種指針が次々に出るので、対応に各社とも苦 心しておられるご様子。二点目は数年前に田中副会長がNHKの番組で従 業員の処遇に関して言われた「オーダーメイド」というお言葉。従業員の 個別事情に応じた処遇を考えるとは、「目から鱗」です。三点目はグーグル の人事担当副社長が書いた「ワーク・ルールズ」。心理学等の知識に基づく科学的人事手法は、酒を酌み交 わした「労務屋の直感」に頼る施策とは対極。 いずれも会員企業が情報交換を行い、知恵を出し合う事が従来以上に必要だと思われる変化ばかりです。 私自身の経験は役に立ちそうにありませんが、当協会活動の充実と会員企業発展の為に全力を尽くす所存 ですので、皆様のご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。 村上純二公認会計士・税理士事務所 所長 村上 純二 川崎重工業株式会社 顧問 成松 郁廣 2 兵庫経協 2021 年夏号