兵庫県経営者協会は、1947年10月、日本国憲法が施行された5か月後の再建日本の出発時期に、兵庫県経済の発展、健全な労使関係の構築を目的に創設されました。以来70年以上にわたって、企業経営の立場から、雇用、人事労務、労使関係、人材育成等に関するテーマに軸足を置き、諸活動に取り組んでまいりました。 昨今の企業経営活動に目を向けますと、大きな流れとしては情報通信技術、人口知能(AI)、ロボット化の進展はますます急速化し適用範囲が拡大していますが、これら新技術の発展は生産性の向上を実現し、労働力人口の減少問題を克服する力となり、新事業・新産業の創出のチャンスとなります。他方経営環境の変化は一層激しく、2020年以降企業経営に大きな影響を与えてきた新型コロナウィルス感染症の位置づけが5類に変更となり、社会経済活動は漸く回復の兆しを見せております。新型コロナ感染症の影響を強く受けた3年間で、リモートワークの進展等、働き方が大きく変わりました。 当協会はこの認識の下、良好な労使関係の維持発展、企業実態に即した人事・教育施策の遂行、そして、日本の伝統的な会社の在り方であり強みと言える「会社と従業員との信頼関係」の構築といった経営課題の解決を目指して、会員の皆様にとって有益な情報をできるだけタイムリーに発信していきたいと考えております。 |
兵庫県経営者協会
会長 成松郁廣 |